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看護師募集

高齢者の豊かな暮らしを護る看護

老年看護の専門性を持つ看護師に成長してほしい

当院に入院されている患者さんの平均年齢は常に70代後半であり、高齢者が多く入院される病院です。 高齢者への看護は、医学モデルではなく生活の質を向上させるという視点から保健・医療・福祉と連携して看護を考えることが求められ、急速に進む日本の高齢社会において、老年看護の専門性を持つ看護師の育成は社会からのニーズです。 「高齢者のQOLの向上を支援する看護を提供し、社会から求められている老年看護の専門性を持った看護師に成長してほしい」これが当院のスタッフに望むことです。

看護部リーダーの想い

看護部長 前川弘美(認定看護管理者)
看護師の小さな援助も患者さんの心に残る
看護師になって忘れられないのは、入浴介助をさせていただいた、がん末期の患者さん。夜勤でベッドサイドに行くと 「あんたにお風呂に入れてもらったことは忘れへんで」とつづき>>>


副看護部長 高倉定美
人生最期の時間をお世話できる幸せ
これまで多くの患者さんと出会い、そしてお別れをしてきました。患者さんが元気になって退院される姿を見ることも幸せですが、 患者さんの人生最期の時間をお世話さえていただけることつづき>>>

師長対談

看護師長に現場の話を聴きながら、職場環境づくりやメンバー育成についての素直な想いをお届けしたいと思います。

>第二回対談を見る
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ワークライフバランス

当院では、平成23年度から3年に渡り働き続けられる職場づくりを目指してWLB(ワークライフバランス)推進事業を進めてまいりました。 
事業開始にあたり、平成23年度に看護職員の現状調査を行い、明確になった5つの課題解決に取り組みましたので、その概要をご紹介します。
つづき>>>

心に残る患者さんとの出会い

Part1 選んでいただくよろこびを実感

先日3メートルの脚立から転落した高齢者が自家用車で来院されました。打撲の痛みが強いようで、診察すると骨折している様子。「痛かったでしょう。救急車呼んだらよかったのに」と伝えると「救急車やと他の病院に連れて行かれるやろ。ここに来たかったんや」とのこと。痛みを堪えながら車に乗って来られた姿を思い「ありがとう」と胸が熱くなりました。 患者さんが多かったり、急な入院があったりすると「忙しい」と思うこともあるのですが、「選んでくださった」ということによろこびを感じ、誇りを持って看護をしたいと思いました。

Part2 患者さんが後悔しないサポートがしたい

透析室で勤務していた時の事、水分制限が出来ず多飲を繰り返す患者さんがいました。何度言っても聴く耳を持たず、平気で水を飲む始末・・・。 そうしているうちに状態が悪くなり、足を切断しなければならない状態になったのです。手術室に搬送する途中「今からでも間に合うかなぁ?」とつぶやいた患者さんのひとこと。私は思わず「大丈夫!手術終わったら一緒に頑張ろう。待ってるからね。」と告げました。その言葉で少し顔がほころび手術に向かったその方は、術中に心筋梗塞を起こして帰ってくることはありませんでした。もう間に合わなかったのです。 もっと早くに気持ちを変化させるサポートは出来なかったのか?そう思うと悔いが残るばかり。患者さんを後悔させたくない、そして私たちも悔いを残したくない。だから精一杯の看護をみんなで考えたいと強く思いました。

Part3 家族に導かれた安らかな最期の時

あるとき、余命わずかな末期の患者さんが「いちど家に帰りたい」と言われました。でも病気は進行し、ベッドを離れられる状態ではありません。「帰りたい」「帰りたい」と訴える患者さんを見た私たちは、外出許可を医師に求めました。「今帰したらどうなる?」と反対する医師。「でも後悔はしたくない」と引き下がらない看護師。話し合いの結果、一時家に帰ってもらうことになりました。 看護師が同行し、やっとの思いで自宅に着くと、その方は仏さんの前に座り、リンを一つ鳴らした後、そのまま倒れこんで帰らぬ人に。きっとご家族が迎えに来てくれたのでしょう。安らかに旅立つ、幸せな人生最期の時になりました。 「最期の迎え方は患者さんご本人が決めること。」「これからも患者さんの希望を出来る限り叶えよう。」みんな無言でそう誓い合った気がします。

Part4 残された時間を有意義に過ごしてほしい

自発呼吸が弱く、挿管中の末期患者さん。娘さんがお見舞いに来られている中、看護師に「管を抜いてほしい」とジェスチャーを繰り返し、何度も手を合わせて懇願されました。見かねた私たちは医師に相談。状態から考えて抜管できないと医師も困っています。「自発があるから大丈夫よ。私たちがみんなでバックを揉むわ」と医師を説得し、抜管にこぎつけました。 挿管チューブを抜いた途端、患者さんは息つく暇もないほどに娘さんとおしゃべりをして、幸せそうなひと時を過ごされました。そして間もなく意識が薄れ、静かに息を引き取りました。 残された時間を有意義に過ごすため、患者さんの立場で考えてサポートすることの大切さをその方は教えてくれたように思います。

Part5 代弁者になってサポートできたよろこび

末期がんで骨にも転移し、動くこともままならない男性患者さん。あるとき看護師に「家に帰してほしい」といいました。体力的に考えて家に帰ることは厳しい状況。それでもご本人の望みとあらば、私たちはあきらめることは出来ません。医師に相談し、看護師が同行して外出することになりました。 病院では身の置き所がないように辛そうな弱った表情をされていたのに、自宅に帰ると「看護師さんにお茶出したれ」と奥さんに強気な姿勢。気持ちは一家の主に戻られたのでしょう。そうして自宅で短い時間を過ごして帰院し、しばらくして亡くなられました。 「家で見たお父さんは違っていました」「最期にあんないい顔を見ることが出来てよかった」と奥さん。 看護師として、患者さんとご家族の代弁者になってサポートするよろこびを感じることが出来ました。

患者さんへの想い

患者さんの尊厳を護るためエンゼルケアを改革
今まではひとりの人格を持った人なのに、その人が息を引き取った瞬間に「遺体」となってしまう。これは悲しいことだと思います。これまでは苦しむ顔をそのままに、遺体の衣服も慣例のものでお見送りをしていましたが「私たちの手でその人の最期の姿をその人らしく整えて帰っていただきたいと」考えるようになりました。 そこで、亡くなった後のお顔にホットパックとクレンジングをして皮膚を和らげ、その人に応じたメイクを施し、好みの衣服で帰っていただくように決めたのです。すると看護師の中から自然にシャンプーもさせていただこうという声があがりました。 今では安らかなお顔でご家族のもとに帰っていただけるようになり、亡くなったあとも一人の人として退院をしていただくお見送りをしています。

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