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自分がやっている仕事についても記憶してもらえるようになると感じるようになった充実感

私は、大学生の頃、特にやりたいこともなく3年生・4年生を迎えていました。就職について焦りもあり、看護師である母親の勧めもあり、卒業後に看護学校に進学しました。事務的な仕事よりも人と関わる仕事がしたいと考えていたので、看護師の道を選びました。新人の頃を振り返ると、とても忙しかったことが思い出されます。学生時代の実習と違い、担当する患者さんの数が多くなりますし、一緒に仕事をするスタッフも同年代だけでなく、とても歳の離れた先輩たちがいるので、初めはどう接したらいいか戸惑うこともありました。未だにこの仕事が向いているのかどうかは自分ではわかりませんし、人と関わる仕事を希望していましたが、人と関わるのか得意と思えたことはありません。ただ、患者さんも、一緒に働くスタッフもだんだんとわかり合っていくにつれて、自分がやっている仕事についても記憶してもらえるようになると充実感を感じるようになりました。看護については、疾患を看るということも大事ですが、心理的な部分が大きいように思うようになりました。


患者さんに対してチームで一人ひとりの知識や経験を活かして取り組むことができるのが魅力

私が看護をする上で大切にしていることは、初歩的なことです。それは、話し方や目線といったことです。例えば、肺炎を起こした患者さんにとって「抗生剤で治療します」と言われても何のことかわからず、返って不安な気持ちにさせることがあります。わかりやすく、納得してもらえるようなコミュニケーションを心掛けるようにしています。また、患者さんは寝ていることが多いので、私のように身体が大きい男性看護師が覗き込むと、圧迫感で恐怖心を抱かれます。患者さんとの目線というのを常に意識しながら関わっています。この仕事の魅力は、患者さんが良くなるプロセスに関わり、「良かったなあ」という思いを抱けるところはもちろんですが、何度も入院される患者さんとは関係が深まり、親身になります。そして、そういった患者さんに対してチームで一人ひとりの知識や経験を活かして取り組むことができるのが興味深いところだと感じています。看護師同士のチーム、多職種とのチーム、地域の関係者ともチームとなって患者さんを支援していけるのが魅力だと思っています。


いずれは専門分野を決めて強みにし、看護師としてどんどん有益な経験を積んでいきたい

すでに5年目を迎えているので、新人教育などに関わるようになりました。以前は、新人はプリセプターと1対1の関係で教育を受けていましたが、今年からチームで新人看護師を育成するようになりました。そんな中で、私は自身の新人時代を思い出して、「わからないことはわからないと言えば良い」「大して聞くことがないかもしれないけれど尋ねてください」といった風にできるだけ新人にとってのハードルを下げるように工夫しています。看護師は女性が多く、私は男性なのであまりガツガツと関われると負担になってもいけないので、他のスタッフに対して「気に掛けてあげてね」とお願いして、できるだけ仕事や職場に馴染んでもらえるように気に掛けています。私個人のチャレンジとしては、興味が湧いたらという前提ですが、いずれ専門分野を決めて、看護師としての強みをつくっていきたいと考えています。新しいことを学ぶことは楽しいですし、知識を拡げ、深めて、看護師としてどんどん有益な経験を積んでいきたいと思います。