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医療に興味を持ったきっかけは、叔父の介護経験

いくつかの医療関連の仕事を経験した後に、親戚の者の介護をする経験をしました。入院中、お世話をしている時に、「自分がやりたかったことはこういうことか」ということに気づきました。そして、看護補助者になりました。医療や福祉についてよく知らなかったので、職業として実際に仕事をしていくと独特の短縮用語や患者さんとの接し方が分からず、そして難しく初めの頃は苦労しました。そんな中で、私は、普段の私と変わらない、気取らずに、飾らずに、患者さんとまるで近所にいる人間のように接するように工夫しながら、この仕事を覚えていきました。

優しさで包み込み、その人の想いに適う接し方を大切に

私が、仕事をする上で大切にしていることは、患者さんによってコミュニケーションの方法を変えるということです。一人ひとりの患者さんはみな年齢も、性別も、性格も、生活背景も異なるので、その人その人に合った接し方というのが大切だと思っています。基本的には、優しさで包み込むようにして、その人を尊重するということですが、そのためにはその人の言うことを否定せずにしっかりと話を聴き、その人の想いに適うようにしようとしています。ただ、だからといって、私に想いがあってもうまくいかない時もあります。そんな風にうまくいかない時は一人で抱えることなく、看護師に頼ることもあります。逆に、こちらの提案で看護師が私たちを頼りにしてくれることもあります。職場においては、看護師の皆さんは私たちに親切に指導してくれるますし、プライベートな話もできるので、良い職場環境で仕事ができています。

生涯に渡って、患者さんのいろいろなことに気づける存在でいたい

自分の将来を考えた時、生涯にわたってこの仕事に従事していきたいと思います。夜勤は、看護師の人数も少なく、急患や患者の急変で大変なときはあります。患者さんが亡くなられることもありますが、そんなときもみんな最後まで一生懸命に仕事に取り組んでいますし、退院して施設や家に帰ることができた時は「よかったなあ」という気持ちになれますし、様々な想いを抱きながら仕事ができるのが私の仕事の魅力です。命を預かる現場にいる限り、患者さんのいろいろなことを気づける存在でいたいと思います。それと、自分も将来はきっと、今の私がしている仕事をしている人たちにお世話にならないといけないんだろうなあと思っています。だから、今、自分ができる間は一生懸命にこの仕事に取り組みたいと思います。