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一緒に働く看護師長の想い

看護師長 瀬川延子

患者さんの回復は看護師のよろこび
これまでの自分を振り返った時、患者さんの回復される姿を見るよころびが働く糧になってきたように思います。 先日、偶然にも私の病棟に中学時代の恩師が入院して来られました。ご高齢で体力も弱っておられたのですが、私が先生と再会したことのよろこびを伝えると先生もよろこんで笑顔を見せてくださいました。そして徐々に体調は回復し、積極的にリハビリをされるようになっていく姿を見て、患者さんと心を通じ合わせることで、相手の回復が自分のことのように嬉しく感じることを再認識したのです。そしてそんな気持ちをスタッフたちに伝えることの必要性を実感しました。

もっと患者さんに近づいてほしい
電子カルテが導入され、観察をしながらのパソコン入力によって患者さんに触れる機会が減っているように思います。触れることで伝わってくる情報はたくさんあるし、看護師の手のぬくもりは、患者さんを回復に導く大切な道具です。それを忘れてほしくはありません。 手を触れ、心を通じ合わせることで看護のよろこび、そしてやりがいを感じることができます。やりがいは、与えられるのではなく自分でつくっていくものだから、自ら患者さんにもっと近づいてほしいと願っています。


看護師長 松本弓子

患者さんの話を聴くことも看護
看護師になって忘れられないのは、若くしてガンで他界した患者さんのこと。昔の事なので、その患者さんに告知はされていませんでした。彼女は自分の身体に何が起こっているのかを知らされないまま手術を繰り返し、周りに攻撃的になっていました。「学校に行きたい」「友達と遊びたい」そんな気持ちが反抗的な態度になっていたのでしょう。しかしガンが体を蝕んでいくうちに、彼女の言葉は穏やかになって、多くの人に見守られながら安らかに旅立っていきました。私たちは話を聴くことしかできなかったと悔いました。でもその「話を聴くこと」が相手の心を安らかにするなら、それは重要な看護だと今は思っています。

人の成長が自分の成長
看護はチームで仕事をするので、協力なしには成り立ちません。だから職場では、自分の事だけではなく、相手を労わり、協力しあえる関係を大切にしてほしいと思います。 また、看護師として先を歩む人は、後に続く人を育てることも重要な仕事。そんな気持ちをもって指導にあたることがやりがいにつながるのではないでしょうか。自分がかかわった人が成長すれば、それは指導にあたった人の成長でもあるのです。一生懸命関わった後輩が育っていけばうれしいもので、それが指導の達成感につながるはずです。



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